エンジニアであれば誰でも自分がやりたい言語や技術というのはあると思います。
- JAVAを極めたい
- Pythonの仕事がしたい
- クラウドの仕事がしたい
- 開発をやりたい
- ネットワークの仕事がしたい
とはいえ、新卒で入社したり、業界未経験で入社したりした場合、なかなか自分が求める希望の言語・技術の仕事に就けない。
結果モチベーションが上がらないというケースは、かなり多いんじゃないでしょうか?
ピカタロウ
自分も数年間、ネットワーク監視の仕事をやらされてモチベーションが下がってしまった時期もありました。
でもね結論から先に言えば、自分がやりたい技術じゃなくても経験値が浅いうちはなんでもやっといた方がイイですよ。
その理由を解説していきます。
この記事は新卒数年目の社員とか、業界未経験者向けとなります。
目次
自分がやりたくない技術の仕事もやるべき理由
理由その1 最初のうちは仕方ない
今のご時世、IT系のエンジニアはとにかく人材難ですので、新卒だろうが未経験だろうがウェルカムな時代です。
とはいえ、ピカピカの新卒社員とか、業界未経験者がいきなりバリバリとエンジニアとして活躍できるか?
となるとやっぱりそんなコトはないんです。
やっぱりプログラマ・システムエンジニアという職業は、プロフェッショナルな技術集団の集まりですので、入社してすぐに希望の技術を学べると思う方が間違いだったりします。
前述したとおり、私ピカタロウも数年間はネットワーク監視という底辺の仕事をこなすしかありませんでした。
ただ、中には運よく同じような経歴で希望の言語、希望の開発の仕事にアサインされることもありますが、こればかりはタイミング次第なので仕方ない。
IT業界の仕事の流れは早く、自分が入社したタイミング次第で大きなPJがある人もいれば、閑散期に入社してしまう人もいる。
運・不運が出ることを嘆いていても意味ありません。
最初のうちは配属されるプロジェクト自体が少ないんだから、これも経験と割り切って仕事をした方が絶対イイです。
理由その2 やりたくない技術も経験になる
せっかくスクールでスキルを身に着けてきたのに、ネットワーク監視なんてやってらんねーよ!
ネットワーク監視なんてアラームなったらただ電話するだけの仕事でしょ?
そんなんアルバイトだって出来るじゃん!
と、ネットワーク監視の仕事をやる前は自分も思ってました。
でもね、実際やってみるとネットワーク監視の仕事だって意外と奥が深かったりするんです。
監視をするためには、監視ソフトとマネージャの存在を知らなきゃイケないし・・・
ある程度のネットワークの設計自体は理解し解かなきゃイケないから、論理構成図とか物理構成図とか見れるようにならなきゃダメだし・・・
運用オペレーションをする時のルールとか、手順の作り方を覚えなければイケないし・・・
夜中に連絡する時のマナーとか、全く何も知らない素人のお客様に説明する方法とか学ばなきゃイケないし・・・
意外と技術に関する知識も増えますし、社会人としてのマナーなんかも学べるようになるものです。
データセンターという場所の構造とかも知ることも出来たりしますので、学ぼうという気さえあれば貴重な経験になっていきます。
その間に資格の習得に時間を費やすことも出来ますから、経験値が浅いうちはそれなりの仕事に就いておくというのも決して悪くはないんです。
理由その3 そもそもやりたい技術の仕事なんてない
コレを言ったら身も蓋もありませんが・・・
そもそも自分がやりたい希望の技術が満載のプロジェクトなんてなかなかありません。
希望通り言語はJAVAのプロジェクトに配属されたはいいが、新規開発はほとんどなく保守ばっかりだったとか。
Linuxの案件に行きたいといって、実際配属されたらLinuxよりもそのPJで取り扱っているプロダクトがメインの案件だったりとか。
ピカタロウ
この業界に結構長く居ますが、事前にもらった案件情報とピッタリ一致している!なんて案件は一つもありませんでしたw
要するに自分が求める技術ど真ん中のプロジェクトなんてほとんど存在しないってコト。
だからある程度自分の理想とは違うかもしれないけど、自分の能力を高められる!経験値が上がるプロジェクトであれば続けた方がイイ!
理想を求めて会社を辞めちゃうと、シャングリラを求める旅人になっちゃいますから。
希望を聞き入れてくれない会社なら
自分の希望通りの仕事に就けなくても、それはある程度仕方ないと割り切るべきです。
ですが、いつまで経っても自分の希望を無視するような会社には居続けていてはイケません。
夜勤のネットワーク監視も経験にはなりますが、スキルアップにはなりません。
経験値が浅いうちは仕方ありませんが、どんなに長くても3年が限界です。
システム監視の夜勤仕事の現場は早めに異動しよう【最長3年が限界】3年を超えても何のアクションもしてくれない会社なら、その場で退職願を叩きつけて転職すべきです。
3年間は経験を積むためにも下積みで仕方ない。
でも、3年も経験を積んだらもうその時点で立派なシステムエンジニア。
ここから先は、経験値をさらに高めて難敵をも打ち砕く強力な呪文を身に着ける必要があるんです。
そうでないと、これから先さらに高まる高度な要求に対応できません。
3年経っても自分の希望を一切受け入れてくれない会社に長く居続けても全く意味はないでしょう。
すぐに新たな道を見つけるためにも、早めに転職サイトに登録しておき、市場調査だけは進めておきましょう。