「仕事行きたくない」本気で悩み続けた40代の退職経験談【人生は自分のモノ】

仕事行きたくない

本気で悩んでいたあの頃、日曜日の夜が苦痛で仕方なかった。

眠りたいのに眠れない。

明日から激務の一週間が始まってしまう、一週間を乗り切るためには早く寝ないと・・・

そのプレッシャーがさらに眠りを浅くする。

何度も寝返りを打ち、気が付けば時計の針は午前3時を指している。

もうダメだ。今日も眠れない・・・

仕事をやめたいと本気で悩み続けたあの頃の苦痛は今でも忘れられない。

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仕事行きたくないという悩み

いつから仕事がイヤになったのか?

オレの職業はシステムエンジニア。

一日中デスクに座りディスプレイを睨みつけ、常に納期という悪魔にケツを叩かれる過酷な仕事。

残業も多く、プロジェクトが炎上しているときは土日も祝日も関係なくなる。

そんな仕事ではあったが、元々好きで始めた仕事。

自分の腕が評価され、良いものができると感謝されることも多い。

オレはこの仕事に満足していた。

しかし、そんな好きで始めた仕事がいつからか苦痛に変わっていった

ベンチャー企業の辛さなんだが、とにかく人材難。

大手のように本業のシステムエンジニアはシステムの仕事だけしてればいいという訳ではなく、エンジニアも管理やら営業やら採用やらを兼任しなければならない。

成績を上げて出世してある程度の立場になるほど、仕事量は増え続け次第にプレッシャーもドンドンきつくなっていった

本業のエンジニアの仕事でも、プロジェクトをまとめ上げ納期に追われなければならない。

その上、上司から管理、営業に関する業務まで押し付けられ、次第に事業を統括する仕事まで任されるようになってしまった。

次々と津波のように押し寄せる仕事に、オレというちっぽけな防波堤は、いとも簡単に飲み込まれてしまった

仕事と私生活が分けられなくなった時

夜、家に帰るとカワイイ娘はすでに寝ている。

「最近、寝顔しか見てないなぁ・・・」

プロジェクトが炎上してしまうと終電で帰れるだけマシ、毎日深夜2時、3時まで仕事をする日が続いていた。

深夜に帰宅しているというのに、無情にもスマートフォンは鳴り続ける

  • また社長からの説教か?
  • システムの障害か?
  • 部下からの連絡か?
  • 家族からの連絡か?
  • プライベートの友人からの連絡か?

もはや、仕事もプライベートも分断できない状態に陥っていた。

夜眠ろうとしたときにスマートフォンが鳴り響き、せっかく来た眠気を振り払いパソコンを立ち上げることもあった。

時には大障害が発生し、夜中に呼び出されることさえあった。

土日だというのに空気を一切読まない社長からメールで説教が来ることもあった。

やがてスマホの音が地鳴りのように大きく感じるようになり、不眠は加速的に進んでいってしまった。

会社を辞めたいけど辞められない

こんな理不尽な会社辞めてやる!

本気でそう思うようになったが、なかなか決断できない。

周りはみんな「会社なんて辞めちゃえばイイじゃん」と気軽に言ってくる。

でも、そう簡単には辞められない。

  • 会社に迷惑をかける
  • 自分が抜けたら仕事が回らない
  • 立場的に簡単には辞められない
  • 辞めた後今よりいい条件の会社がみつかるかどうかわからない
  • 将来が不安だ
  • 家族に迷惑かけたくない
  • すぐに次の会社が見つかるのか?
  • この会社辞めて他行っても同じなんじゃないか?
  • 隣の芝生が青く見えているだけなんじゃないか?

こんな思いが途切れることなく次々と頭の中を駆け巡っていく。

この不安がさらに仕事に行く気持ちを萎えさせる。

そして眠りを浅くする。

もう、朝から晩まですべての時間が会社と仕事で支配されていた

ついには、日曜の夜は一睡もできなくなるようになり、月曜日の朝になると家の外に出ることすら苦痛になっていた。

もはや限界はとっくに超えていたのかもしれない。

自分の人生は自分のモノ

もう無理だ。

これ以上オレはこの会社のために自分を犠牲にし続けるコトはできない。

年が明け新年最初の出社日の前にオレは退職メールを会社に送信した

その日、久しぶりに見上げた空は、どこまで続いているんだろう?と思うほど澄み渡っていたことを今でも覚えている。

自分の人生は自分モノ!

会社なんていう人生の中のたった一つの選択肢にすべてをささげる必要なんてないんです。

もうこんな症状が出始めたときは、限界だと思った方がイイ。

  • 夜眠れない
  • 月曜日が苦痛
  • 日曜になると憂鬱
  • 会社に行くことすらツライ
  • 通勤電車に乗る気がしない
  • 会社のメールを見るのが苦痛

あのまま前の会社に居続けたら、今の自分はどうなっていたんだろう?

もはやその姿を想像したくないほど、あの時の自分は病んでいた。苦しんでいた。

転職してみて本気で思う。

会社って星の数ほどあり、自分に合う会社はいくらでも転がっているということを

会社を辞める!といいだすと、たいていの上司は「他行っても通用しないぞ」とか「どの会社も同じことだぞ」と偉そうに言うでしょう。

でも、まったくそんなことはない。

そこにようやく気付くことができた。

もう一度言います。

自分の人生は自分のモノ

この記事を読んだ方が、会社という組織にボロボロにされてしまうことのないように願っています。