30歳IT業界未経験でシステムエンジニアに転職しました。
あれからすでに10数年の月日が流れましたが、当時はとにかく不安でイッパイでした。
本当に自分なんかで大丈夫なんだろうか?
システムエンジニアってどんな仕事やらされるんだろう?
プログラマ・システムエンジニアなんて誰でもなれる職業ですが、まったくの未経験から異業種へ転職するのは大きな不安を感じるはずです。
ここでは、実際に未経験の時に感じた不安とリアルな現場の実情をお伝えします。
目次
エンジニア転職で不安に感じたこと
1.異業種からの転職でついていけるのか?
一昔前のシステムエンジニアの世界は、ほとんどが工学部出身の学生でした。
ですが、今は文系出身なのに新卒でエンジニアとして入社する人もいますし、全くの異業種から転職してくる人もゴロゴロいます。
ピカタロウ
そんな自分も元はフリーターのトラックドライバー。
パソコン関連の仕事なんて一切してきませんでした。
それでも全然平気でついていけました。
結局システムエンジニアといっても「仕事は仕事」なので他業種と根本は大きく変わりません。
それほど意識しすぎなくても十分ついていけるはずです。
もちろん全く知識ゼロでの転職だと厳しいと思いますので、事前にプログラミング・ITスクールには通学しておくことをおススメします。
2.システムエンジニアってどんな仕事をやらされるのか?
業界未経験者はどんな仕事をやらされるのか?
こちらの記事に詳しく書いていますのでご参照ください。
IT業界未経験でエンジニアで入社したらどんな仕事させられるの?私の場合は、インフラ系のシステムエンジニアでしたが、開発系のプログラマでも同じようなものです。
業界未経験者にいきなり難易度の高い仕事は降ってきませんので安心して平気です。
その業界でも同じことですが、レベルに応じた難易度の仕事を任されますので、それほど不安に感じる必要はありません。
ただブラック中のブラックな会社に入ってしまうと、初心者なのに無茶ぶりの嵐をくらう危険もありますので、その辺は要注意かもしれませんね。
3.研修ってどんなものなのか?
これは会社によってまちまちです。
社内の研修プログラムがある会社は、自社の研修プログラムに沿って教育をうけます。
教育機関は長い会社だと2か月程度。
基礎編から応用編まで一通り教えてくれる会社もあります。
ただ、この手の会社の場合、あとあと研修費を支払わなければならなかったり、一定期間退職できなかったりしますので注意してください。
中には、任意の研修プログラムが用意されていて、入社後自分で希望の研修を受けるという会社もあります。
また、先輩エンジニアについてOJTで教育していく会社もあります。
いずれにしろ入社後に研修を受けるより、自分で学んで知識をつけてから転職することをおススメします。
いろんな会社のしがらみに縛られる必要がなくなりますからね。
4.システムエンジニアってどんな人たちなのか?
システムエンジニアっていうとオタクの変人ばかり・・・
というイメージはいまだに根強くあるみたいですねw
もちろんそんな人もゴロゴロいる業界ですが、普通の人たちもイッパイいます。
- 営業やった方がいいようなコミュ力高い人
- 陰キャだけど可愛い女性
- 異様にカラオケが上手い人
- 副業でメチャメチャ稼いでいる人
- なぜかロン毛のおじさん
- マラソンに命をかけるエンジニア
などなど・・・
ピカタロウ
自分も転職前はどんな人が多いんだろ?と思ってましたが、エンジニアだから特殊という人はほとんどいませんでしたね。
あまり先入観を持たずに転職した方がいいですね。
5.自分の希望の仕事はできるのか?
プログラミングスクールでJAVAを学んできたからJAVAをやりたい!
というように、すでにやりたいことが見えている人もいると思います。
ですが、業界未経験者の場合、いきなり自分がやりたい仕事に就くというのはあまり期待しないことをおススメします。
ピカタロウ
以前、業界未経験者でいきなり構築やりたい!なんて人もいましたが、それは無理ゲーなんです。
新人の美容師がいきなりカットやらせろ!とか新人の料理人がいきなりメインを作らせろ!とか言ってるようなもので・・・
経験値を積んでいけばある程度自分の希望に沿った仕事ができるようになりますが、最初のうちは修行なので仕方ありません。
ただプログラミングやりたくて入社したのに、全く関係ないネットワークの監視やらされるような会社は早いうちに辞めた方がイイです。
そんな会社長くいても全然希望が見えませんので。
6.残業は多いのか?
これも転職前は気にしてましたが、残業はそれほど多くないです。
働き方改革の成果はばっちり出ていて、今の時代残業したくてもできない時代になっています。
周りを見回しても平均残業時間は月20時間くらい。
もっと少ない人の方が多いんじゃないですかね?
特に未経験で入社して、最初の数年間は残業で帰れない!なんてことはほぼないんじゃないかな?
ですが、いずれプロジェクトが炎上して残業しないと終わらない!なんて時期が来るのもエンジニアあるあるです。
納期が差し迫ったり、大障害が発生したりした時こそエンジニアの力の見せどころですからね。
エンジニアとして働く以上、残業ゼロは期待してはイケません。
7.自分と同じ未経験者はどれくらいいるのか?
自分が30歳未経験で業界に入ったころは、同じような境遇のエンジニアにはほぼ遭遇しませんでした。
ですが、10年以上この業界にいるといろんな人がいました。
- 32歳で転職した音大卒のエンジニア
- 31歳で建築業界から転職したエンジニア
- 35歳でパン屋を辞めて転職したエンジニア
- 34歳で秘書から転職したエンジニア
- 31歳で弁護士事務所を辞めて転職したエンジニア
- 50歳で派遣から始めたエンジニア
この人たちみんな30歳を超えて未経験でエンジニアになった人たちです。
女性でも未経験からエンジニアに転職した人も何人もいます。
なので業界未経験なんて気にする必要はありません。
8.周りはみんなスゴイ奴なのか?
周りのエンジニアはみんなスゴイ奴なのか?と聞かれれば大したこたぁありませんw
10人エンジニアがいたら、スゲー奴が1人か2人、まぁまぁの奴が5人くらい、あとは雑魚キャラですw
10年以上エンジニアやってますが、この人には叶わないと思う人は片手で足りるくらいです。
あとはみんな30歳の未経験者に負けるくらいの人たちですw
入学試験や資格試験の会場に行くと、まわりがみんなスゲー奴に見えることがありますよね。
それと同じことです。
スゲー奴なんて1割くらいの確率であとは大したことありません。
むしろITスクールでキッチリ基礎から学んできた人たちの方が、知識は豊富なんてケースも十分あります。
あまり自分を卑下せず堂々と転職しましょう。
9.給料はどれくらいなのか?
30歳IT業界未経験ともなれば、初任給はスズメの涙です。
自分の場合、大卒の初任給と変わらないくらいで、資格を取っていた分お情けをかけてくれました。
金額をぶっちゃけると総支給で22万円程度、年収は1年目だと300万円を下回ります。
社内の研修を受けなきゃならないような会社の場合、ここからさらに研修費が引かれることもあるようです。
とはいえ、システムエンジニアはここからの伸びしろが半端ありません。
自分の場合はこんな感じで年収が推移しました。
240万円⇒300万円⇒330万円⇒450万円⇒600万円⇒700万円
30歳から異業種転職してここまで上がるのはITエンジニアだけだと思いますよ。
さらにスキルアップすれば1千万円以上も十分可能ですし、フリーランスエンジニアになれば余裕で1本超えるでしょう。
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10.将来どうなるのか?
50歳近くになって将来に不安を感じない職業もシステムエンジニアくらいです。
これから先IT技術がどのように進化していくかわかりませんが、時代の流れに対応できていれば仕事がなくなることはほぼあり得ません。
それどころか、60歳を過ぎても必要とされる人材になれるはずです。
10年後、20年後も間違いなくシステムエンジニアは人手不足です。
システムエンジニアの未来は確実に光り輝いているはずです。
まとめ
業界未経験でのエンジニア転職には不安が付きまといますが、あまり恐れる必要はありません。
30歳からの転職でも全く問題ありませんでしたので、やる気さえあれば普通に乗り越えられるハードルです。
不安で迷っているという方の参考になれば幸いです。