サーバ、ネットワーク、データベース、クラウドと幅広い知識が求められるインフラエンジニア。
そんなインフラエンジニアを目指す!
これからインフラエンジニアなろうと考えている人は、絶対に基礎を身に着けておいて欲しいです。
でないと、いざエンジニアになってからかなり苦労するはずです。
ここでは、なぜインフラエンジニアは基礎が大事なのか?
また基礎を身に着けるために大事なスキルをおススメの書籍と共にご紹介します。
目次
インフラエンジニアのスキル
なぜインフラエンジニアは基礎が大事なのか?
インフラエンジニアに限らずですが、ある程度の基礎は身に着けておくべきです。
今はAWSやAzureなどが主流になり、ネットワークの基礎やデータベースの基礎がなくてもなんとかなっちゃうように勘違いしがちですが・・・
やっぱり基礎を知らないといろいろ困ることが多いのです。
ネットワークが上手く繋がらない時、ほとんど原因は基本的な設定です。
・端末にルーティングがあるか?
・サブネットは適正か?
・RTのルーティングは適正か?
・FWorACLでブロックしてないか?
・そもそも物理的に繋がってるか?
この辺の基本をすっとばしてトラブルシュートすると深みにハマる。— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) January 22, 2020
以前、こんなことがありました。
AWSクラウド上に構築したEC2のWindowsサーバにApache Jmeterというツールを使ってパフォーマンス試験を実施することになりました。
※この時点で何の話?かよくわからない人は「ふ~ん」くらいで流し読みしてくださいw
しかし、いざ実行しようとするとApache Jmeterが上手く動かない。
ここで調査を依頼されたんですが、状況はこんな感じでした。
- Windowsサーバからパフォーマンス試験対象のサーバにHTTPS通信は通る
- Apache Jmeterも起動して動作はするが実行するとエラーになる
- EC2が所属しているセキュリティグループはアウトバウンド全開放、インバウンド特定端末からのRDP接続のみ許可
この時点で3名のエンジニアが調査を開始しました。
あるエンジニアは「Windowsサーバに証明書をインストールしなきゃダメだ」とほざきます。
あるエンジニアは「セキュリティグループのインバウンドにHTTPSを許可しなきゃダメだ!」とほざきます。
自分はこの二人の意見を聞いた時点で・・・
「ダメだこりゃ」
と昭和のいかりや長介的なつぶやきをしてしまいましたw
1~3の時点で通信・ネットワークには、ほぼ問題がないことはわかります。
ということは、ツールがうまく動かない理由はそれ以外に原因があるのが明確なんです。
結局Apache Jmeterが動かなかった原因は、インストールされていたJavaのバージョンでした。
このようにネットワークとか通信の基礎ができていないと、正解にたどり着くことが出来ず、延々とどこかへ遠回りして帰ってこれなくなってしまうのです。
だからこそしっかりとした基礎を身に着けてからIT業界に入ることをおススメしています。
インフラエンジニアおススメ書籍
マスタリングTCP/IP
ネットワークエンジニアのバイブルといえばマスタリングTCP/IP。
インターネット接続の標準プロトコルTCP/IPを解説した大ベストセラーです(すでに6版まで版数が伸びています)。
インフラ系のエンジニアならば誰しも一度は手にしたことがある名著なんじゃないでしょうか?
もし購入されるのであれば入門編だけで十分。
さらに興味がでたのであれば応用編やセキュリティ編に進んでみるといいでしょう。
3分間ネットワーキング
技術評論社
売り上げランキング: 10,696
今ではWordpressのブログが当たり前の時代ですが、ホームページの時代に大人気コンテンツとなっていた3分間ネットワーキングの書籍版。
ピカタロウ
インフラエンジニアになる前、ITスクールに通いながらCCNA資格取得に向け勉強してた頃、毎日このサイトを見て勉強してました。
博士と助手というキャラクターが難しいネットワークの技術をかみ砕いてわかりやすく解説してくれます。
これ一冊理解すれば、CCNAは取れたも同然です。
新しいLinuxの教科書
リーナス・トーバルズというフィンランドの学生が作った1991年に公開されたLinuxというOSは、今では世界中で使われるようになりました。
Linuxと聞くとサーバOSのイメージがありますが、みんなが使っているスマホのOS AndroidもベースはLinuxカーネルです。
ここではサーバOSを扱うインフラエンジニア向けでこの本を紹介します。
ピカタロウ
インフラエンジニアならLinuxは必須スキル・・・なのにLinuxダメダメな人けっこういるんですよ。
コマンドがあやふやだったり・・・
viエディタがまともに使えなかったり・・・
/var/log/messagesが何だか知らなかったり・・・
Linuxは変な本を選んでしまうと簡単すぎたり、逆に難しすぎて意味不明になる危険がありますので、このLinux教科書のような標準的な書籍が一番タメになると思います。
おうちで学べるデータベースのきほん
ネットワークエンジニアとかWindwosサーバ中心にやってきた人は、データベース苦手という人は多いんじゃないでしょうか?
ピカタロウ
でもね、インフラやるならDBも知っとかなきゃダメ。
ただ、業界未経験でインフラエンジニアになるという人は、データベースは後からでも間に合うと思います。
いえいずれデータベースと向き合う日はいますので、DBの勉強は嫌悪感を覚える前に始めておきましょう。
データベースは、Excelの延長線と思えばそれほど難しくはありません。
まずはきほんのきほんから学んでみてください。
これからはじめるプログラミング基礎の基礎
インフラエンジニアもプログラミングは出来た方がいいですし、一切できないというのは逆にちょっとツライです。
何かトラブルが発生したときにソースコードを解析するスキルが求められることもあります。
また、面倒な作業を効率化するためにスクリプトを書く能力も求められます。
プログラムは全くわからないという人より、プログラムができるインフラエンジニアの方が確実に高い評価を得られます。
簡単なプログラムでいいので、自宅で簡単に学習できるこんな書籍を一冊くらい持っておくべきです。
徹底的に基礎を学びたいのなら
本気でインフラエンジニアを目指すなら徹底的に基礎から学ぶことをおススメします。
本格的に学習したいのなら独学では絶対無理です。
基礎からキッチリ学ぶのならITスクールに通うべきでしょう。
ピカタロウ
今の自分があるのはスクールで基礎からしっかり学んでいたおかげです。
あの時スクールに通ってなかったら・・・背筋が寒くなりますねw
インフラエンジニアを目指している人は、こちらのスクールを検討してみてください。
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