出世って無駄なのか？年収上げたい人はした方がイイ【会社員の生き方】

「出世したくない！」

若い人に限らず、出世に興味がないという人は数多くいると思います。

• 出世しても見返りがない
• 残業代無くなるから給料安くなる
• プレッシャーばかり強くなる
• 責任を負いたくない
• 部下の育成とかしたくない

いろんな理由があると思いますが、出世することは本当に無駄なことなのでしょうか？

出世のメリット・デメリット、出世した人しなかった人の末路など、出世に関するお話をお伝えします。

出世は無駄なのか？

出世が無駄なのかどうかと聞かれれば・・・

サラリーマンを続けるのなら出世した方がイイのは間違いないです。

では出世する人としない人何が変わってくるのでしょうか？

出世するとどうなるの？

出世するといろいろと変化があります。

• 責任が重くなる
• 会議が増える
• 承認仕事が増える
• 自分で考えなきゃイケない仕事が増える
• 謝罪などの機会が増える
• 上と下からはさまれる

出世して何よりツライなぁ、と感じるのは責任が重くなることです。

例えば大きなトラブルを自分の課なりチームでしでかしてしまった時、客先に頭を下げに行ったり、報告書を作成したり、上司にどやされたりするのは管理職の仕事です。

平社員で単なる作業者の時は、ミスをしたって「スミマセン」で済んでいたことの尻拭いをする立場なんですから、そりゃストレスも増えていきます。

面倒くさい仕事は、部下にぶん投げられるという特権はできますが、そんな特権よりも重い立場になっていくのが出世です。

給料が下がるのは本当？

「管理職になると残業代がつかなくなるから給料が下がる」

とよく言われますが、コレって本当なのでしょうか？

コレは半分ホントで半分ウソです。

大抵の会社は、管理職に昇進すると管理職手当という名目で一定時間の残業代は含まれてしまいますが、その分ベースの基本給が上がる会社が多いので、収入自体は上がるはずです。

ただ、たまに上位の管理職より部下の方が高収入になることはあります。

大抵の会社は出世した方が収入は上がりますので、管理職になると給料が下がるというのは事実ではありません。

出世を拒否した人の末路

以前勤めていた会社に徹底して出世を拒否した社員がいました。

課長・部長のような管理職どころか、チームのリーダーになる主任クラスの役職もすべて拒否。

自分はずっと平社員でいいんだ！と自分の意思を貫きました。

プレッシャーから逃げて、楽な仕事をしたいという彼の生き方は決して悪くはありません。

ですが・・・、４０代後半になった平社員エンジニアの彼の収入は、４００万円で頭打ちとなりそこから伸びることはありません。

４０代でリーダー的仕事ができない人は、システムエンジニアでも客先の評価は著しく下がります。

リーダーができなくても、卓越した技術力があれば大丈夫なんですが、面倒くさい仕事はしたくない！と出世から逃げてきたようなタイプは、そんな技術は身に着けていません。

なので年収は、２０代、３０代のころからほとんど増えることはなく、今では２０代の上司に使われる立場になってしまっています。

出世を諦めるのであれば、その分誰にも負けない技術を身に着けるとか、フリーランスで生きていくとか、会社に依存しない道を見つける必要があるんですね。

サラリーマンとして会社に依存し続けるのであれば、出世から目を背けるべきではないんです。

結論：出世した方がイイ

結論として、サラリーマンでずっとやっていこうと思う人は、出世した方がイイです。

• 収入が上がる
• 立場も強くなる
• 会社に必要とされる
• 難しい仕事を任されるようになる
• 転職してもやっていける
• 退職金も増える

２０代で出世を拒否したサラリーマンの多くは、４０代、５０代になって大きな後悔をすることになるかもしれません。

４０代、５０代になって年上の上司から偉そうに説教される立場って、若い人が今考えているよりもスゲーキツイ立場なんです。

いつまでたっても仕事を任せてもらえない。

いくつになっても収入が増えない。

さらに、出世を拒否し続けるようなサラリーマンは、転職市場でも評価が芳しくなく転職も思い通りにいかなくなります。

つまり会社に飼い殺し状態にされてしまうということです。

何も社長になる！取締役になる！

そんな高い意識を持つ必要はありません。

ですが、会社というちっぽけな組織で成り上がれないようでは、その先転職も脱サラもうまくいくわけありません。

出世は無駄ではなく、サラリーマンがクリアしなければならない必須のアイテムだと考えるべきです。

最初から出世を諦めてはイケません。

出世すれば会社内を自由に泳げるような立場になれるのです。

Tweet