新聞雑誌の記者やアナウンサー、システムエンジニアなど独立してフリーランスとして活躍できる職種は数多く存在します。
一般のサラリーマンは、成功しているフリーランスの収入を聞くと「フリーランスってイイよなぁ」という憧れを感じるかもしれませんが・・・
もし「収入だけがフリーランスの魅力」と感じているのであれば、フリーランスではなく会社員として転職することをおススメします。
なぜ収入だけでフリーランスの道を選んではイケないのか?
実際にフリーランスとして活動していた筆者の意見をお伝えします。
フリーランスは収入だけ選ぶな!
フリーランスの収入の限界
フリーランスになりある程度の成功できれば当然会社員よりは収入はよくなります。
フリーランスは、会社員とは違い、自分で稼げば稼ぐほど自分の収入に直接積み重なっていきます。
サラリーマンは、いくら会社に貢献したところですべて給料に直結するものでもないですからね。
ですが、フリーランスで稼ぐのってそれほど簡単ではありません。
個人事業主は、その名の通り個人で活動する事業者ですので、労働力は原則自分1人しかありません。
仕事はいっぱいあっても個人で受けられる仕事量には必ず限界がやってきます。
フリーランスが危険なのは、その限界を超えてしまうことなんです。
フリーの不安からなのか、気が付いた時には自分では受けきれない量の仕事を受注してしまい、心身ともにボロボロになってしまったフリーランスは数えきれないほど存在します。
フリーランス収入とサラリーマン収入
フリーランスには、サラリーマンのような保障はありません。
サラリーマンの場合、健康保険は会社が半分払ってくれる上に奥様や子供など扶養家族として加入させることができます。
年金も会社が半分払ってくれて、さらに将来二階建て分の年金を受給することができます。
会社が倒産しても雇用保険が助けてくれるし、会社を辞める時は多くの会社で退職金が支給されます。
体調が悪くて休みを取っても有給休暇という制度が給料を引かずに休みを取らせてくれます。最大年に20日も。
このような保証のないフリーランスが、サラリーマンと同等の保障を受けるためには、サラリーマンの1.5倍の収入が必要と言われています。
年金の上乗せをするためには、民間の保険や国民年金基金に加入する必要がありますし、退職金も自分で積み立てなければイケません。
健康保険も高くなり、会社が半分払ってくれるなんてこともありません。
ですので、サラリーマン時代の年収が600万円ならば、フリーランスになったら900万円は稼ぐ必要があるんです。
もしフリーランスになってサラリーマン時代と同じくらい稼げてる!
という状況なのであれば、それならフリーランスよりもサラリーマンの方が実入りはイイのです。
フリーランスは孤独です
ピカタロウ
フリーランスの一番のデメリットは孤独なんじゃないかと思ってます。
フリーになる前のサラリーマンのころは、フリーランスに多少の憧れがあり、フリーのエンジニアにいろいろと話を聞いて回ってました。
レバテックフリーランスにも登録しフリーの情報を集め、タイミングを見計らってフリーになりました。
ですが、いざフリーになってみると・・・
- 同僚がいない
- 相談できる相手もいない
- 助けてくれる仲間がいない
- 自分の戻る場所がない
- 仕事を継続して受注できるかどうか不安
収入は上がったのに常に付きまとう不安と孤独に耐えられず、1年も持たずにサラリーマンの道へ舞い戻ってきました。
ピカタロウ
自分のことをあまり人と連るむのが好きじゃない一匹オオカミ的な性格だと思っていたのに、こんなに寂しくなるなんて・・・
正直意外でした。
フリーランスというのは、それほど孤独感が押し寄せてくる働き方なのは理解しておくべきです。
フリーランスに向いているタイプ
周りで長くフリーランスをやっている人たちを見ると、以下の2種類に大きく分類されるようです。
- ガンガン稼ぐモチベーションの高い人
- お金よりも自由な立場を満喫したい人
1のタイプは、サラリーマンという枠に収まれないタイプです。
2のタイプもある意味サラリーマンの枠に収まらない人なのですが、1のタイプと違いサラリーマンではやっていけない人。
まぁ平たく言ってしまうといい加減で適当な人w
フリーランスに向いているのは1よりむしろ2のようなタイプなのかもしれません。
- あまり深く考え込まない
- 上司などの人間関係に縛られるのは面倒くさい
- お金も大事だけど自分の時間が一番大事
自分はこんなタイプだなぁと感じる人は、サラリーマンはあまり向いてないかもしれません。
まとめ
フリーランスという働き方は、お金だけを求めている人だと厳しい立ち位置だ!というのは理解いただけたでしょうか?
長く勤めてきたサラリーマンを辞めて独立するのであれば、目先のお金だけで決断をするのは危険です。
自分の特性を見極めてから決断することを自身の経験からもおススメします。
フリーランスを目指している人は、まずは自分のタイプを把握して向いているか?向いていないかの判断が大事です。
あとは、サラリーマン時代から事前にフリーランスサイトに登録し情報収取しておくことをおススメします。
●レバテックフリーランス:フリーランスエンジニア専門サイト ※圧倒的案件数で利用者数もおそらく日本最大級
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