4月からIT業界に新しく入ってきたまだヒヨコ状態のエンジニアの皆様。
また、今からプログラミングやシステムの勉強をしてエンジニアに転職しようと考えている皆さまへ、ITエンジニアとして生きていくための注意事項をお伝えします。
ピカタロウ
30歳まったくの未経験からITエンジニアへ転職し、紆余曲折を経てそれなりのエンジニアとしての地位を築くことができました。
希望を持ってIT業界に入ってきたエンジニアが、今後さらに活躍するための参考にしてみてください。
目次
未経験エンジニアの注意事項
1.未経験でもプロ意識が必要
IT業界未経験のエンジニアの場合、最初は社内で研修を受けたり、OJTでプロジェクトに配属されたりするはずです。
最初からいきなりハードな仕事を振られるコトはなく、最初のうちは誰でもできるような仕事から任されるはずです。
ですが、未経験とはいえプロのエンジニアとしての自覚を持って仕事はすべきです。
ピカタロウ
「ブラックジャックによろしく」という医者のマンガで、医者になったばかりの研修医がいきなり重症患者の手術を任されるシーンがあります。
「医師免許に受かった時点でお前は医者だ!」
と、コレはさすがに厳しすぎますが、同じような意識は持って仕事に臨んだ方がイイです。
お客様は仕事を任せている以上、初心者だろうがなんだろうがプロとして仕事を依頼しています。
ですので、未経験だからという甘えはできるだけ早い段階で捨て去り、プロのエンジニアの自覚を持つように意識しましょう。
2.エンジニアといっても特殊な仕事ではない
エンジニアの仕事ってどんなコトやるんだろ?すごく特殊な仕事をしてるんだよね?
と、思っているかもしれませんが、エンジニアの仕事も他の仕事とやってることは大差ありません。
ファミリーレストランが新規メニューを企画する仕事と、エンジニアが新しいプログラムを作る仕事を例に取ってみます。
ファミリーレストランの仕事
かなりザックリですが新規メニューを企画するにはこのような流れになるはずです。
- 新規メニューの企画会議を実施する
- 会議で決まった方針に従い調理担当にサンプルの作成を依頼する
- 調理担当がいくつかのサンプルを作る
- サンプルの選定を行う
- サンプルの中から選定されたメニューを新メニューとして売り出す
エンジニアがプログラムを作る
ここではプロトタイプを作成するプロジェクトを例に取ります。
- 新規プロジェクトの企画会議を実施する
- 顧客の提案に基づきエンジニアにプロトタイプの作成を依頼する
- エンジニアがプロトタイプをいくつか作成する
- 顧客にプロトタイプの提案をする
- 顧客と同意したプロトタイプに基づき開発を進める
このように調理担当がエンジニアになるだけで、特に他の仕事の進め方と変わりません。
エンジニアは、ただ単にプログラムができる、サーバが作れる人で、仕事の進め方は他の業界と変わらないのであまり構える必要はありません。
3.面談はやる気と元気
多くの未経験エンジニアは、客先常駐タイプの会社に入るはずです。
客先常駐タイプのエンジニアの場合、大抵クライアントとの顔合わせ・面談をクリアしないと現場に配属することが出来ません。
ピカタロウ
業界未経験のエンジニアは、この客先面談が苦手な人が多く、絶好の機会を逸してしまうケースが多数見られます。
客先面談は「やる気と元気」です。
顧客側も経験値が引くことは十分承知の上で採用するか判断を迷っている状態です。
- 経験はないけどやらせてください
- 健康だけが取り柄です
- スキルアップしたい気持ちは負けません
このような「やる気と元気」だけはしっかりとアピールしてください。
経験もない、スキルもないのに元気もやる気もない人は、大きなチャンスを逃してしまいます。
4.給料はいきなり上がらない
IT系のエンジニアは、他業種と比較してかなり給与面では優遇されていますが、いきなり収入が上がることはありません。
ピカタロウ
海外だけじゃなく日本企業でも新入社員のエンジニアに、年収数千万円という例もありますが、それはあくまでも学生時代に高度な学習をしてきた人です。
一般のエンジニアがいきなり高収入というのは今のところあり得ません。
システムエンジニアが給料を上げるためには、経験値を積み上げるコトです。
最初の数年はステップアップするための段階と考え、低収入でもガマンすることが大事です。
5.収入を上げたいのならスキルアップ
エンジニアが収入を上げたいのなら、自分の技術を磨くことです。
最初の数年間は、レベルの低い仕事しか回ってこないかもしれませんが、そこで腐ってしまうとずっと低レベルの仕事で終わってしまいます。
自宅で学習するなり、現場で少しずつ高いレベルの仕事を回してもらうなり、スキルアップは常に心掛けてください。
ピカタロウ
テスターだとか監視だとかヘルプデスクみたいな仕事を長く続けてみスキルは上がりません。
適度なタイミングで会社にアピールし、高いレベルの仕事に回してもらうよう交渉してみましょう。
6.資格は早めにゲットする
資格は若いうちに取っておくことを推奨します。
年齢を重ねると記憶力が下がるかどうかはわかりませんが、資格の勉強をしようという気力は確実に減少します。
さらに経験を積むごとにドンドン忙しくなり時間も減ってしまいますので、若いうち、比較的楽な仕事をしているうちに資格はガンガン取っておくべきです。
ピカタロウ
最初はITパスポートのような軽い資格で構いません。
若いうちから資格を積み上げておけば、必ず将来自分に返ってきます。
7.諦めずに続けるコト
仕事に慣れるまではツライことも多いかもしれませせん。
- イメージと違う
- ITはあまり好きになれない
- 仕事が不規則
- 人間関係が上手くいかない
- 給料が安い
ITエンジニアは、長く続けていれば経験が積み上がり、次第に仕事も面白くなり、それと同時に収入も上がります。
ですので、とにかく諦めずに続けるコト。
コレが何よりも大事ですので、数年で諦めず10年、20年とIT業界で経験値積み上げていきましょう。
以上、IT業界未経験エンジニアに送る注意事項でした。ご参考になれば幸いです。
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