今、運用保守エンジニアの需要は非常に高くなっています。
コロナショックで運用保守エンジニアの求人急増【運用仕事の全貌】ですが、長く運用保守しかやっていないエンジニアは、そろそろ設計・構築フェーズを経験したいと思っている人も多いはずです。
ピカタロウ
運用保守と設計・構築の間には壁みたいなものがあるのは事実です。
ここでは、運用保守から設計・構築エンジニアへとステップアップする方法をご紹介してみます。
目次
設計・構築エンジニアへ
エンジニアの中には、入社早々に設計・構築の仕事に回されるある意味ラッキーなエンジニアもいますが、通常のエンジニアは以下のような流れで経験を積み上げていきます。
- 監視などの単純な運用業務
- 障害復旧などの高度な運用保守
- 設計・構築エンジニア
ですが、ステップアップできずにずっと1もしくは2から抜け出せないエンジニアも多いのが現実です。
運用保守から設計・構築へとステップアップするためには何が必要なのでしょうか?
運用保守エンジニアから抜けられない理由
そろそろ運用保守の仕事から抜け出したいなぁ・・・でも設計・構築とかやったことないし。。
こんなタイプのエンジニアは、これまで数多く見てきましたが、運用保守からステップアップできない理由はほぼこちらに集約されます。
- 楽な仕事に甘えてる
- 勉強不足
- チャレンジ不足
1.楽な仕事に甘えている
プロジェクトにもよりますが、多くの運用保守の業務はそれほど多忙ではありません。
大障害が発生すれば家に帰れないほどの激務になることもありますが、特に大きなイベントもなければ毎日ルーティンワークのような仕事しかなかったりします。
ハッキリ言ってぬるま湯体質になってしまっているんですね。
ピカタロウ
運用保守の中でも一番スキルのいらない「監視業務」を仕事が楽だからという理由で10年近く続けているエンジニアがいました。
彼は結局スキルアップに失敗し、エンジニアの仕事から離れていきました。
設計・構築エンジニアは、納期に追われ、時には毎日深夜まで勤務しなきゃイケない時もあります。
ぬるま湯に溺れてスキルアップを怠ってしまうと、ステップアップすることはできません。
2.勉強不足
運用保守からステップアップしたいのであれば、高度な技術を学んだり、高度な資格に挑戦するなり、自分の価値を高める努力は必要です。
設計・構築フェーズになると手順書通りにはいきませんので、高度な技術が求められるようになります。
運用保守の仕事は、時間だけは豊富にあるはずですので、勉強は欠かさないようにすべきです。
3.チャレンジ不足
ステップアップするためには、挑戦する気持ちを持つべきです。
- 運用保守プロジェクトのリーダーになる
- 運用保守から運用設計へとステップアップする
- 思い切って転職する
経験を積んでいれば会社が勝手にステップアップしてくれるというような「受け身の姿勢」では成長することは難しくなります。
今の現状から抜け出したいのなら、自らチャレンジしていくことが重要になります。
設計・構築エンジニアへステップアップするには?
運用保守から抜け出せない人の特徴は、上述したとおりです。
運用保守からステップアップしたい人は、まずは1~3に当てはまっていないか自分を顧みるコトをおススメします。
その上で、設計・構築にステップアップするための方法はこちらです。
- 設計・構築プロジェクトへ転換してもらう
- 転職する
1.設計・構築プロジェクトへの転換
そろそろ設計・構築プロジェクトへ転換してほしい!と会社の営業担当や上司に直訴してください。
ここで重要なのは、自分の意思を強く会社にアピールすることです。
ピカタロウ
会社という組織は、エンジニア一人の意見を尊重してはくれません。
ずっと運用保守しかやっていないエンジニアを設計・構築プロジェクトに転換させるのは、意外とハードルが高かったりします。
そのため、エンジニアの意見を汲み取ることなく、ずっと運用保守の仕事に配置し続けたりするのです。
会社はなかなか自分の思い通りには動いてくれません。
強く会社に直訴するためにも勉強したり、スキルアップしたりという向上心は欠かさず持っておくことが重要になってくるのです。
モチベーションの高い社員の気持ちを見捨てるようなことは、まともな会社ならしないはずです。
2.転職する
必死に会社にアピールしているのに、一切動いてくれない会社があるのも事実です。
ピカタロウ
上述した10年近く監視をやっていたエンジニアが勤めていた会社は、社員の意見なんてほとんど聞いてくれない会社のようでした。
こんな会社に居続けたらいつまで経ってもスキルアップできませんし、収入も上がりません。
中には運用保守のプロジェクトしかやっていない会社もあります。
そんな会社だとずっと自分が望む仕事には着けませんので、ステップアップしたい気持ちが強いのならば会社を見切って転職すべきです。
設計・構築エンジニアの注意点
ずっと運用保守の仕事しかしてこなかったエンジニアは、設計・構築フェーズにステップアップすると高い確率でつまずくはずです。
それは、運用保守と設計・構築では働き方が大きく異なるからです。
運用保守:障害が発生しない限りあまり残業もない
設計構築:常に納期に追われ納期が迫ると激務になる
設計・構築の仕事は、すべての工程をスケジュール管理されるために、常に納期に追われるようになります。
運用保守の仕事では、感じなかった責任感に追われるようになりますし、納期を守るために残業時間が嵩むこともあるはずです。
ステップアップするということは、それだけ強い責任が圧し掛かるということだけは十分理解しておくことをおススメします。
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