中小企業と大企業のシステムエンジニアは、どちらが年収が高いのか?
当然、大企業の方が年収が高いのは当たり前の話です。
ですが、大企業よりも中小企業で重宝されているエンジニアの方が実は高収入のケースもあったりするのです。
ピカタロウ
そんなはずねーだろ?と思うかもしれませんが、いろいろな会社を回ってみたりいろんな話を聞いてるとリアルな金額が浮かび上がってくるものなのです。
中小企業と大企業なら後者の方が年収が高いのは当然のお話なんだけど、実は一概にそうでもなくて会社の業態によって年収って変わってくるんだよ。
ただ大きい会社に行けばいいってもんじゃないのです。— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) November 21, 2020
中小企業でも高収入なケース、大企業でもそれほどでもないケースなど紹介してみます。
目次
大企業と中小企業の年収の差
大企業でもあまり年収が高くない会社
以下のような大企業はさすがに中小企業とは年収のレベルが違います。
- メーカー系
- SIer系
- ソフトウェア開発系
- 通信系
誰でも会社名を聞けば「あーあの会社ね」と知っているような会社は、中小企業の倍くらいの年収になります。
新卒のころはそれほど格差はありませんが、大企業の主任クラスは中小企業の部長クラスの年収、大企業の部長クラスは中小企業の社長クラスの年収になります。
ただし、大企業といっても本社に限ります。
系列の子会社になると年収は一気に下がります。
ですが、派遣・SES系を中心としている大企業の年収は、上述の会社から比べるとかなり低いのが現実です。
この手の会社の課長クラスの年収は、上述の会社の主任クラスの年収。
具体的に言えば課長クラスで年収は600~700万円程度です。
派遣・SES系の会社は売り上げに安定感はありますが、利益率がそれほど高くありませんので、自然と社員の年収も低めに押さえられてしまうのです。
中小企業なのに高収入なケース1
それでは、中小企業なのに大企業のエンジニアと同じ程度の年収を稼いでいるケースを紹介します。
ケース1は、社員への還元率が高い会社です。
一般的な派遣・SES系の会社の場合、エンジニアの単価の4割程度が会社に入る計算になりますが、その取り分を極力少なくして社員に還元する会社のエンジニアはそこそこの高収入を得ることができます。
役職のつかない一般職のエンジニアでも年収500万円以上。
管理職クラスなら年収700万円を超えるケースもあります。
もちろん自分の単価が上がらない、もしくは自分の単価が下がった場合は収入も低くなってしまいますが、単価を引き上げることができれば、その分収入に直結しますので、社員のモチベーションも上がりやすくなっています。
中小企業なのに高収入なケース2
中小企業なのに高収入のケース2は、社員が優遇されているケースです。
- オープニングスタッフ
- 特殊能力
- 長期雇用
1.オープニングスタッフ
起業したての会社は社員を募集してもなかなか集まりませんので、オープニングスタッフは優遇されます。
いわゆる先取特権と呼ばれるものですが、上手く利用すれば一気に年収を引き上げるコトができます。
2.特殊能力
社交性はないけど特殊能力がある社員は、大企業よりも中小企業の方が能力を発揮しやすいはずです。
ピカタロウ
知人のハイスキルのエンジニアは、社員数名の小さな会社に勤めていますが、会社の売り上げの大半を支えているため年収も会社には欠かせない人材になっています。
当然他の社員よりも好待遇を受け、年収は1千万円を超えているそうです。
3.長期雇用
中小企業は社員の入れ替わりも早いためなかなか社員が定着しません。
ですので、中小企業の場合、長く勤めてくれているだけで優遇されるケースも多くなります。
会社の規模だけで転職先を選んではイケません
転職先は会社の規模だけで選んではイケません。
中小企業の方が優遇されるケースもありますし、むしろ中途半端な大企業なら中小企業の方が高い年収を受けることも可能なのです。
中小企業の場合、どうしても人材難になるため高収入な分、いろんな役目を与えられますが、その役目を全うすることができれば会社の中心人物になることもできるのです。
大企業の場合、転職組が出世して上に上がっていくのは社風的に難しい面があります。
さらに上が詰まっていて上がれないというケースもよくあるようです。
転職先を決める時は、目先の収入だけでなく長期的な目線で会社を選ぶと選択肢は、ぐ~~~っと広がっていくはずです。
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