IT業界に長いコトいますが、いまだにこんなコトを言って現場・プロジェクトを代えてくれという人が後を絶ちません。
プログラミング・開発をやりたいから現場を代えて欲しい!
「今の現場は保守がメインで自分がやりたい開発が出来ない」という気持ちは理解できますが、プログラミング・開発がやりたいからといってホイホイ現場を代えて欲しいと要求するのはあまりおススメできません。
プログラミング開発をやりたいからプロジェクトを代えて欲しい!って言ってくる若い子はすごく多いんだけど、プログラミング開発って何なのか?知ってるのかなぁ。。
自分が求めている完璧にマッチングするプロジェクトなんてどこにも無いんだけどね。。— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) November 29, 2020
その理由を解説してみます。
開発をやりたいから環境を代えたい
プログラミング開発という仕事
- JAVAの仕事じゃないとイヤ。
- C#の仕事に行きたい。
- Pythonの現場しか行きたくない。
プログラミング開発の仕事は確かに高度な技術を要する仕事です。
開発・言語に絞ってスキルを高めていきたいという考えもとても大事だと思います。
ですが、プログラマという仕事はITの仕事の中では高いレベルの仕事ではありません。
上流工程と下流工程の違いとは?【年収が高いのは上流工程のエンジニア】近年、日本のSIer・システム開発会社も自社でプログラミングまでするケースは減少しています。
オフショアという形で開発だけは海外に発注する形にどんどんシフトしています。
プログラミングをやりたい!という気持ちはわかりますが、そもそも日本国内でプログラミングをする仕事自体が減ってしまっているのです。
ですので、プログラミングだけをやりたい!という人は、どんなプロジェクトに配属されても「いつも何か違うなぁ・・」と受け入れることが出来ず、結果プロジェクトを転々とするコトになってしまいがちなのです。
プロジェクトで高い評価を受けるコト
中にはプロジェクトの中で高い評価を受けているエンジニアなのに、「この現場ではプログラミングができないからスキルアップできない」とプロジェクトの変更を求めるエンジニアもいます。
ですが、それは非常にもったいない行動です。
ピカタロウ
あまりにもレベルの低い仕事なら早めに抜けた方がイイですが、そうでもないのなら少し長めにプロジェクトに携わり顧客との信頼関係を築いた方がイイと思いますよ。
顧客から高い評価を受けていれば、レベルの高い仕事に回してくれることもありますし、他の案件を紹介してくれることもあります。
レベルアップ・スキルアップをしたい気持ちを持つことはとても良いことですが、あまり焦りすぎない方がいいでしょう。
短期間でプロジェクトを転々としているエンジニアは、自然と評価が低くなってしまいます。
短期プロジェクトでないのならば、最低でも6か月から1年間は一つのプロジェクトで業務を続けた方が評価は高まります。
プロジェクトに理想を持ち込まない方がイイ
プロジェクトでも転職先でも同じことですが、あまり自分の理想を持ち込まないコトが重要です。
エンジニアの経験とスキルに完璧にマッチしたプロジェクトなんてどこにも無いからです。
ピカタロウ
20年近くITの現場で仕事をしていますが、自分の経歴とスキルに完全にマッチした案件に出会ったことがありません。
自身の経験からプロジェクトの要素にアジャストしていき、足りない部分は学習しながら埋めていく。
コレがエンジニアの仕事と考えてずっと仕事をしてきました。
理想通りの職場、理想通りの会社、理想通りのプロジェクトなんてあり得ません。
あまり理想を高くしてしまうと、前述したようにプロジェクトを転々とし自分の評価を下げてしまいます。
本当に今のプロジェクトでは何も学ぶことはない!と判断できたタイミングでプロジェクトの配置転換を要請することをおススメします。
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