基本情報処理とOracleMasterSilverどっちが価値があるのか?【IT資格の格差】

ITエンジニアならば取れる資格は取っておくべきです。

資格なんて必要ない!なんて人は、ごく限られた人なので。

【勉強しないエンジニアは人生詰む】スキルアップするためには資格がベスト

それじゃどんな資格を取ればイイのか?

ココでは基本情報処理技術者とOracleMasterSilverという2つの資格にスポットを充てて、ITエンジニアの資格に関して解説してみます。

ITエンジニアの資格

基本情報処理とOracleMaster

まずなぜココで基本情報処理技術者とOracleMasterSilverを持ち出したかというと、どちらも難易度的には同等のレベルと見られているためです。

基本情報処理技術者は、IPAが実施しているいわゆる国家資格と呼ばれる試験で、初級者レベルのITパスポートよりは難しい、でも応用情報技術者よりは簡単という位置取りです。

一方、OracleMasterSilverは、Oracle社が実施しているベンダー資格と呼ばれる資格で、初級者レベルのBronzeよりは難しい、でもGoldよりは簡単という位置取り。

つまり、どちらの資格も市場価値的にはほぼ同等と見られています。

ですが、同じレベルの資格でも市場での評価は大きく変わります。

もし、同じ労力を使うのであればOracleMasterのような資格に注力する方が市場価値は高くなります。

なぜ基本情報よりもOracleMasterなのか?

基本情報処理技術者とOracleMasterのような資格の差は、専門的知識の差になります。

  • 基本情報処理技術者・・・汎用的な知識を持っている人
  • OracleMaster・・・OracleDatabaseの専門的な知識を持っている人

基本情報処理技術者試験は、進数の変換のような数学的な知識からアルゴリズムやネットワーク基礎、プログラミング言語など幅広い知識が問われる試験です。

合格するためには広い範囲を網羅した知識が必要になりますが、ハッキリ言って基本情報の知識を有していても実際の現場で役に立つことはほとんどありません

ですが、OracleやCisco、AWSのようなベンダー特化した資格は、その分野の専門知識を得ることができますので、資格取得で得た知識がそのまま業務に直結します。

ピカタロウ

基本より難しい応用情報処理の資格を持っているからといって仕事に困らなくなるということはありません。

ですが、Oracleの最難関PlatinumやCiscoの最難関CCIEを取得していればおそらく仕事に困ることはないでしょう。

ただ、だからと言ってベンダー資格の方が断然有利というワケではありません。

ベンダー資格の危険性

ベンダー資格は、時代のトレンドに取り残されてしまうと全く意味のない紙キレになってしまう危険があるのも事実です。

OracleDatabaseにしても、以前は圧倒的なトップシェアでしたが、近年はライセンス料の高騰およびOSSと呼ばれるフリーのデータベースの機能向上により、以前ほどOracleが持てはやされる時代ではなくなっています。

さらにAWS、Azureなどのクラウドのシェアが伸びるに従い、次第にOracleDatabeseの需要は下がる傾向にあります。

ピカタロウ

もちろん、まだまだOracle製品が無くなることは考えられませんし、Oracle技術者の需要は全然減ってません。

一つのベンダーに特化することは差別化を図ることはできますが、一方トレンドに取り残される危険もある諸刃の剣というコトは認識しておくべきです。

差別化できる資格を取るべき

結局どんな資格を取ればイイのか?

自分の知識・技術をアピールできるレベルの高い資格を取得すべき!

ということです。例を以下に紹介します。

データベースの知識をアピールするなら:OracleMasterSilver以上、データベーススペシャリスト

ネットワークの知識をアピールするなら:CCNP以上、ネットワークスペシャリスト

中途半端な資格をいくら取得しても技術・知識のアピールにはなりません。

どうせ資格を取得するのならば、レベルの高い資格に専念すべきなのです。

ピカタロウ

ITパスポートや基本情報も取得しておいて損はありませんし、取れるのならぜひ取得しておくべきです。

ですが、そこで止まらずに次のレベルの資格を取得しておけば高いレベルの仕事につくことができるようになり、必然的に収入も上がります。

将来的な独立、副業を考えているのならば、こんな資格を取得するのもおススメです。

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