先日、AWS認定資格SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)を受験し合格しましたのでその体験記をご紹介します。
- どの程度のレベルの人が受かるのか?
- どの程度の準備期間で受かるのか?
- どんな教材を利用すればいいのか?
- AWSのアカウントは必要?
- どんなタイプの問題が出題されるのか?
覚えている範囲で細かく解説しますので、SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)の受験を考えている方は参考にしてみてください。
目次
SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)合格への道
どの程度のレベルの人が合格できるのか?
まずSAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)はどの程度のレベルなら合格できるのか?
コチラはAWS認定資格のページに記載されている概要です。
AWS的にはSAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)は、AWSの実務経歴1年程度の人向けの資格ですよ!と言っていますが、実際はどうなのでしょうか?
まず以下の質問に答えてみてください。
- そもそもAWSって何だかよくわからない
- Linuxサーバとか知らない(サーバを理解していない)
- VPNって何だかわからない(ネットワークの基礎もよくわからない)
- 可用性とかセキュリティとかよく知らない
- EC2とかS3くらいは聞いたことはある
このレベルの方々は、いきなりSAAを受験せずに、その手前のクラウドプラクティショナーから受験することをおススメします。
詳しくは後述しますが、SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)試験は、AWSで提供しているサービスをどのように組み合わせて活用するか?を設計・構築・提案する知識を問う内容の試験です。
ですので、試験問題の中にVPNやLinuxサーバのファイルシステムなどAWSサービス以外の専門的な用語が出てきますので、この辺りの知識がない人はまず問題を理解するのに苦労するはずです。
推奨としては、以下のような知識を持っている人はSAAに挑戦すると丁度イイと思われます。
- サーバ・ネットワークの基礎知識がある
- インフラ周りの実務経験がある
- AWSを実務で担当した経験がある(EC2、S3、IAM、RDS辺り)
準備期間はどのくらい?
上記のようなレベルの人がどの程度準備をすれば合格できるのか?
まずは、筆者自身のパーソナルデータを紹介します。
Linuxサーバ、ネットワーク、データベース関連の業務を10年以上担当
AWS構築経験あり(EC2、RDS、IAM、S3、Elasticache、SQS、SNSなど)
ピカタロウ
自分で言うのも何ですが、実務経験としては申し分ないはずです。
ただ実務で使っていても資格って別物だったりするんですよね・・・
このレベルでSAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)に合格するまで約1カ月半くらい勉強しました。
実は、2020年の8月に1か月程度勉強して一度受験しました。
多分合格するだろうなぁ、と軽い気持ちで考えていたらあえなく撃沈w(720点で合格のところ670点でした)
その後、やる気がなくなってしまいしばらく放置してましたが、2021年3月の頭に勉強を再開し2週間程度の学習でなんとか合格(余裕かと思ったら786点でしたw)。
効率的に学習すれば、1か月から長くても2カ月程度で十分合格圏内に届くはずです。
どんな教材を利用すればイイ?
合格までに実際に利用した教材とおススメ問題集を紹介します。
SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)を受けようかなと思い、まずは書店で黒本を購入しました。
黒本は本編自体は200ページ程度で、模擬試験1回分が無償でダウンロードできます。
黒本と付録の問題集だけで合格できるのか?と聞かれたら答えは間違いなくNo!です。
黒本からある程度の基礎は学べますが、黒本の問題集にあるような問題は実際の試験ではほぼ出題されません。
1度目の試験は、黒本中心にAWSのブラックベルトを閲覧しながら挑みましたが結果としては理解が足りてませんでした。
2度目の試験では、AWS WEB問題集を徹底的にやり込むことにしました。
ピカタロウ
koiwaclubさんのAWS WEB問題集は、無料アカウントでSAA3問だけ解答することができますが、この3問のレベルを見るとぶっちゃけ課金する気はなくなりますw
ですが、段々問題のレベルが上がっていきますので、課金する価値あると思います。
最後にUdemyの問題集を解いていけばほぼ完ぺきなんじゃないかな。
AWS WEB問題集は、2021年3月時点で140問程度ありますが、この問題を最低でも2回転くらい回せばかなり実力がつきます。
結果としては黒本やブラックベルトである程度基礎知識を身に着けたら、あとはUdemyとAWS WEB問題集をやり込めばかなり合格に近付けるでしょう。
AWSのアカウントは必要?
AWSの資格試験を受けるのにAWSアカウントが必要?という話を聞くことがありますが、AWSのアカウントを取得する必要はありません。
試験を受けるためのAWS認定アカウントを作成すれば受験可能ですので、AWSを使うつもりがない方はご安心ください。
どんな問題が出題されるの?
AWS SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)試験はどんな問題が出題されるのでしょうか?
SAAでは、AWSで提供しているサービスをどのように組み合わせて活用するか?というコトを中心に出題されます。
ですので、例えば「AWSのグローバルサービスは以下のウチどれですか?」のような単純な暗記知識を問われるような問題は出題されません。
最も多い出題の傾向は以下のような問題です。
- WEBサービスの可用性を高める方法
- データベースのパフォーマンスを改善させる方法
- 最もコスト効率の高いインスタンスの選択法
- 低コストのストレージを活用する方法
- セキュリティを高めるための活用方法
EC2でWEBサーバを活用している時、どうすれば可用性を高められるのか?
RDSのレスポンスが遅いときどのような対策を取ればイイのか?
このような問題が多数出題されます。
そのため例えばSQSというサービスはどんなサービスか?という知識だけでなく、SQSはどのような場面で利用されるのか?というところまで知識として入れておく必要があります。
このような知識は、AWS WEB問題集をやり込んでいれば自然と身についてきますのであまり不安に感じる必要はありません。
まとめ
AWS SAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)はそれほど難易度は高くはありませんが、ナメてかかるとそう簡単に合格できる資格ではありません。
AWS資格の価値は市場でもかなり高評価されますので、この機会にぜひ取得を目指してみてください。
【現役システムエンジニアおススメ】価値あるベンダー資格と意味ない資格SAAを取得する方々の微力ながらお力になれれば幸いです。
【人気記事】【一挙公開】業界未経験でも絶対大丈夫!エンジニアになって稼ぐ方法
【人気記事】サラリーマンが副業で稼げる資格ベスト5!