以前、中小企業の取締役をやっていたころ「取締役ってスゴイですね!」と言われることがあったんですが・・・
中小企業の取締役なんて屁みたいなモンですよ
取締役って言葉にみんな惑わされているんですよね。
中小企業の取締役って聞くとスゲーと思うかもしれないけど、よほどの会社じゃないと代表取締役(つまり社長)以外の取締役なんて悲惨な待遇だったりするんだよ。
小さい会社でも社長になった方がイイ。
中途半端な取締役なら社員の方がマシ。— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) August 21, 2021
中小企業の取締役という経験はあまりすることが無いと思いますので、中小企業の取締役の悲劇的な待遇をご紹介します。
目次
中小企業の取締役
それでは中小企業の取締役の待遇をQ&A形式でご紹介していきます。
中小企業の取締役の報酬
中小企業の取締役ってぶっちゃけ給料はイイんですか?
悪くはありませんが、待遇を考えるとあまり旨みはないかなぁ。。
中小企業の取締役は役員報酬という形で報酬を受け取りますが、中小企業の場合は多くても年収1千万円程度が一般的です。
年収1千万円ってスゴイじゃん!と思うかもしれませんが、取締役になると残業も休日も関係ありませんし、会社の業績が悪ければ一気にカットされてしまいます。
ハッキリ言って1千万程度で受けるような内容の職責じゃありません!
中小企業の取締役は偉いのか?
中小企業の取締役だと会社でも偉い方なので威張れるんじゃないですか?
そんなことありません。いつも社長の顔色を伺って生きていかなければならないんです。
中小企業とくにオーナー企業の場合、会社の絶対的権力は社長が持っています。
ですので、中小企業の取締役なんて結局社長の顔色を伺うイエスマンじゃないと勤まらないんです。
半沢直樹のように社長と戦えたらイイんですが、戦ったら切られるだけなので意外と弱い立場なのです。
中小企業の取締役の出勤と休日
中小企業の取締役になれば重役出勤できるんじゃないですか?
たまに客先に直接行くなんてケースはありますが、普段は社員よりも早く出勤しています。
社長が早く出社する会社だと社長より遅く出社することは出来ませんので、むしろもっと早くなります。
そして当然ながら残業もないし、休日もないようなもんです。
取締役になれば当然残業代なんか出ませんが、責任がある分遅くまで働かなければなりません。
休日に呼び出されても取締役だから関係ありません。
中小企業の取締役になると労働時間は確実に社員時代よりも増えるはずです。
中小企業の取締役は責任取らされるの?
中小企業の場合、取締役だからといって責任取らされないですよね?
全然そんなことないです。
取締役になると事業の責任を取らなきゃイケませんので、下手すりゃ解任されてしまうこともあります。
中小企業の取締役で一番キツイのは責任を取らされるコト。
オーナー企業の場合、社長自身が筆頭株主というケースがほとんどなので、社長は解任されることはありませんが、取締役はアッサリと首を切られます。
会社員のように雇用保険もありませんので、首を切られたら路頭に迷うことになります。
つまり中小企業の取締役は社長に手綱を握られてしまっているのです
中小企業の取締役は幸せなのか?
中小企業の取締役って幸せですか?
自分的には幸福感はありませんでした。
むしろマイナス面の方が大きかったかなぁ・・・
中小企業とはいえ、社内で数人しかいない取締役まで登りつめることは素晴らしいことです。
ですが、中小企業には絶対的な社長という存在がいる以上、取締役なんて大した権限もなく、待遇も大したことありません。
そう考えると中小企業の取締役なんてデメリットの方が大きいと言われても仕方ないかもしれません。
まとめ
中小企業の取締役のリアルをお伝えしてみました。
あまり夢のない話かもしれませんが現実はこんなもんです。
会社という組織はトップにならないのであれば、適度な立ち位置をキープするのが幸せなのかもしれません。
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