尼崎市で個人情報が入ったUSBメモリを紛失するという前代未聞のセキュリティインシデントが発生しました。
せめて生体認証のUSBを使いなさいw
「うそでしょ」 “全市民46万人分”の個人情報USB紛失 業者が飲酒しカバンごと紛失 尼崎市(読売テレビ) https://t.co/rwo2X2ZTus— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) June 23, 2022
個人情報の漏洩は、犯罪の誘発にもつながるため危険もあるためIT業界では重大な事故なんですが、そもそも・・・
なぜ個人情報はこんなにも高値で取引されるのでしょうか?
犯罪に繋がるもわかるけど、高く買い取る悪質な業者がいるからこんなにも個人情報って厳重管理されてるんでしょ?
という感想を持っている方は多いはずです。
ここでは、現役のシステムエンジニアがなぜ個人情報は高い金額で取引されるのか?を解説してみます。
個人情報が高価で取引される理由
個人情報が高価で取引される理由は、
個人情報は広告効果が著しく高いからです。
なぜ個人情報は広告効果が高いのか?解説していきます。
チャレンジ1年生が必要な家庭
我が家にも子供がいますが、子供が小学校に入る半年前くらいから小学1年生向けの教材がポストに投函されるようになりました。
学習塾だとか、通信講座だとか、どこから聞き当てたのか知りませんが、明らかに春から小学校に入学する子供がいる家庭向けに広告が投函されていました。
ピカタロウ
そういえば大手の教育関連企業も個人情報漏洩してましたね。
我が家にも謝罪の封書が届いていました。
話を戻しますが、小学校1年生向けの教材を必要としている家庭はどこなのか?
そもそも子供がいない家庭はそんな広告入っていても捨てるだけでしょうし、すでにお子様が大きく成長されている家庭にも必要ありません。
小学1年生向けの広告は、小学校1年生がいる家庭に届けてこそ高い価値を発揮するのです。
広告を発行するためには当然ながらお金がかかりますので、最低限の通しで最大のリターンを得たいのが企業側の本音。
だからこそ自分の会社の商品に合った広告対象情報が欲しい。つまり個人情報には高い価値があるということなのです。
Facebookはどうやって儲けているのか?
GAFAMと呼ばれる勝ち組IT企業5社があります。
GはGoogle(現社名Alphabet)、AはAmazon、FはFacebook、4つ目のAはApple、MはMicroSoft
Googleは今や生活に欠かせない検索エンジンの会社で、主に広告費が売上の柱になっています。
Amazonは皆さんご存知のネットスーパー、AppleはiPhoneやiBookのメーカー、MicroSoftはWindowsやOfficeを開発しているメーカーです。
Facebookは、単なると言ってはなんですがSNSです。
そんなSNSの会社が他の会社に比べてなんでこんなに儲かっているんだろう?と思うコトはありませんか?
それはFacebookは原則実名で参加するSNSだからです。
Facebookは実名で登録し、活発に利用すればするほど個人情報がドンドン蓄積していきます。
そのため、ピンポイントで効率的な広告を打てるようになるため、Facebookは広告効果が非常に高い媒体なのです。
ピカタロウ
Facebookは使えば使うほど個人情報が溜まる、Facebook社は宝の山を抱えているようなものなんですね。
まとめ
個人情報は、企業にとって大きな価値がある反面、流出すれば犯罪にも利用される危険がある諸刃の剣といえるのです。
今、個人情報流出が世間に知られてしまうと企業活動の存続すら危ぶまれるほど神経質なモノとなっています。
今回の尼崎市のような事件が起きればさらに規制が強まることが予想されます。
システムエンジニアじゃなくても個人情報の管理には厳重過ぎるほど注意する時代になっているのです。
【人気記事】【一挙公開】業界未経験でも絶対大丈夫!エンジニアになって稼ぐ方法
【人気記事】サラリーマンが副業で稼げる資格ベスト5!